[1]
昨年12月1日(月)の例会は、12月には珍しい台風に見舞われました。この風雨で
は参加者は少ないかもしれないという心配をよそに、約20人の方の参席がありました。
ゲストスピーカー小川国亜氏(国民救援会神奈川県本部事務局長)のお話も具体的で、
会場からも多くの質問と意見が出され、予想とは違った活気のある会となりました。
今から約6年前に起きたいわゆる「保土ヶ谷事件」は、お話を聞けば聞くほど疑問が出
てくる事件です。小川さんたちは、この事件は「死体遺棄」事件であり、「県警の組織ぐ
るみの隠蔽工作」事件であると考えているそうです。
遺族が遺体には解剖の痕はなかったとしているにもかかわらず、監察医は解剖したとし
て「死体検案書」を提出している点、また、解剖したとしている監察医が提出した臓器片
のDNAが矛盾するという説明に、会場から質問が続出しました。確かに、人々の見えな
いところで行われる司法解剖ですから、怖さがあります。この事件は、監察医制度、監察
医選出方法などを含めて、多くの問題を抱えている事件です。(資料参照)
次の公判は、2月13日(金)13:30〜
横浜地裁 5階 502号室
この法廷では、上記の監察医の証人尋問があるとのことで、多くの傍聴者が予想されます。
傍聴希望の方は、12:45までにいらしてください。
[2]
事務局長から、最近の活動として、情報公開請求をした件の報告がありました。
@県警に対する定期監査の資料請求。
{直近の県警本部に対する定期検査(観察うち〜広報掲載)の過程で職務上作成し、また
は職務上取得した書類、資料、メモの一切}
A県警の激励慰労費
{02年度中に捜査費(国費・県費)で支出した激励慰労費}
B県警本部交通総務課に対して
(H15年3月実施された旅行の旅費に関する旅行命令簿&復命書)
C加賀町警察署交通課に対して
(H15年3月中に捜査{国費・県費}で支出した月日、金額、支払先、内容等のわかる
現金出納簿、領収書等の資料)
(ただし、事件が公判中・略式命令請求され、かつ、当該参考人の供述調書または当該
参考人の供述を内容とする捜査報告書等が証拠として裁判所に出され、かつ、当該裁判・
略式命令が確定したものに限る。)
D県警職員の平成15年1月1日〜同年10月31日までの規律違反台帳
E公安委員会議事録の委員名公開請求
その他、「反則金の収支」「信号機談合につき、公取委が課徴金納付命令を出した件の
調査」なども今後の活動として考えている旨の報告がありました。
なお、すでに@〜Dの情報公開請求は昨年11月18日に行いました。開示された件に
関しては、鈴木健弁護士の報告(本号P2)及び添付資料を参照してください。